”丁張り”という言葉、皆様ご存じでしょうか。
建築に携わる人でなければ耳に覚えがないこちらの単語。
工事を着手する前に、 建物の正確な位置を出す作業のことで、
建物の水平や平行をとる非常に重要な作業です!
自分は内容は知っていたものの作業自体を見たことがなく、噂の存在でした。
先日、幸運にも機会に恵まれ、作業風景を見ることができたので、
パラパラ漫画形式で皆様に共有いたします!!
1.敷地の地縄にそって板を並べていきます。
中心にある機械(レーザーレベル)は音で水平を教えてくれる優れものです。
2. 微かに見える手前の黄色い糸(水糸)は境界からの平行線を表しています。
3. 杭(水杭)を打ち込み、高さに合わせて木板(水貫)を釘で打ち込みます。
水杭は安定していないため、打ち込むのにコツが必要そうでした。
そしてこの作業がとても早い!職人さんはすごいなと改めて感じました。
4. あっという間に周囲に枠が設置されました。写真だと本当に一瞬ですね笑
こちらの水貫の高さが、建物の高さの基準となるわけです。
筋交いも設置し、補強も欠かしません。
5. 親方がユンボを使って土をトラックに積み込み始めました。
何でも、ユンボを使うのは親方だと昔から決まっているそうです。
6. 自分も乗ってみたいと思いましたが、親方のユンボはとにかく早いです。
ユンボを自らの手足のように動かす姿にとても感動しました。
7. これまたあっという間に土の山ができあがりました。
8. 掘削した土砂をトラックに積み込んでいきます。
9. 30分ほど目を離すと、、、
建物の基礎外周部の箇所が深く掘りこまれている様子がわかります。
監督曰く、非常に良い土で作物がよく育つ黒土なのだそう。
いかがだったでしょうか。
後半脱線してしまいましたが、以上が丁張りの内容となります!
etc. 最後に基礎の枠組みの写真を載せて終わりたいと思います。
水糸がまだ残っている様子がわかりますね!
家を造るには本当にたくさんの力が集結していると改めて感じた一日でした。
長い間お付き合いいただきありがとうございました!
ぐんまの木の家 お客様係
寳木 亮平